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遠心型ターボ機械の内部流動解析
遠心型ターボ機械について
本研究グループでは
これらのターボ機械は,それぞれ下記の特徴により類別されます.
そのため,軸方向に距離をとる事ができ,かつ大流量を必要とするジェットエンジン等では主に軸流型が用いられますが,逆に,空間的な制約のため小型化を要求される一方で,高圧が必要とされる車両用ターボチャージャー(右図2)等では遠心型が主に用いられています. 本研究グループでは,このような特徴を持つ遠心型・斜流型ターボ機械を対象として,企業との共同研究を行っています. |
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研究の目的
現在,遠心型ターボ機械は様々な分野で使用され,その用途も拡大の一途をたどっています. 一方で,実際のターボ形流体機械は複雑な構造をしているため,詳細な測定(実験)を行うことは困難です. 遠心型圧縮機おいては,運転範囲のほぼ全域が使用されるため,遠心圧縮機のワイドレンジ・高効率化には,剥離流れや, 流量の急激な変化,・急始動・急停止時など, 運転の状況が急変する場合の内部流れを把握することが重要です. このような理由から,ターボ機械の性能予測においては実験だけでなく,数値シュミレーションが有効な手段として用いられるようになっています. |
遠心型圧縮機の圧力流量特性 |
過去の研究事例
(1)
遠心圧縮機の内部流動解析 |
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このことより,当研究室のCFD解析を用いると,「実際には測定困難な流動現象の把握も可能である」という事が分かります. また,解析対象の全域を計算しているため,実験では捕らえきれないような流れ場の詳細な様子の把握も可能です. |
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(2)
遷音速遠心圧縮機の内部流動解析 |
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(3)
遷音速斜流圧縮機の内部流動解析
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上述の遠心圧縮機に関する研究のほか,以下に示すような斜流型の遷音速圧縮機についても,企業との共同研究で解析を行っています.
以下の解析結果についての詳細な説明は省略しますが,このようなビジュアルデータマイニング技術を駆使した解析を行っています.
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